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実践!ゲーミフィケーション 第4回 イノベーションを創発する3つの会議/プロジェクト向けツール

テクノロジー 井上 明人 2013年10月18日

<前回のあらすじ>

 人事システム改善プロジェクトを任され、そのための斬新なアイデアを求めて、ゲーミフィケーションの世界で有名なスミスを訪ねた人事部課長の木山と若手社員の井島。前回は、会議に活かすゲーミフィケーション「ゲームストーミング」という手法について説明を受けるとともに、どういう状況でゲーミフィケーションが効果を発揮するのかについて学んだ。

簡単に、少しずつはじめられるものからゲームを導入してみる


  • スミス:

    そういえば木山さん、プリウスの機能を実はきちんと使えていない、とおっしゃっていましたよね(第1回参照 )。


  • 木山:

    ああ、はい、お恥ずかしながら。


  • スミス:

    実はですね、そこが非常に重要なポイントでもあるんです。


  • 木山:

    といいますと?


  • スミス:

    ゲーミフィケーションで言うところの「ゲーム」というのは、公平な評価制度のことではなくて、みんなが気持ちよくゲームに参加できる、ということですから、ゲームに参加してもらうタイミングとかは、参加者の自由に任せられればそれが一番いいんですね。


  • 木山:

    確かにそうでしょうねぇ。ただそうなると、人事制度と混ぜる、というのは難しくありませんか?やっぱり、業績の評価とかは全社員に対して実施されるものですから、本人が嫌だ、と言っても評価はせざるを得ないわけでして。


  • スミス:

    そこですよね。おっしゃるとおりだと思います。
    「人事制度」として、一律に適用しようということになると、どうしてもやっぱり「アメリカのIT企業では向いていたけれども、日本には適してないかもしれませんね…」というような話をせざるを得なくなってくると思うのですね。ただし、いろいろ考えていくと、日本の大企業でそれをそのままやろうとしても、おそらくなかなか芳しい効果は出にくそうだというのがあります。私としても、全社的な制度にいきなり強力にゲーム的な仕掛けを入れるというのはあまりおすすめしません。もっと、ゆるやかな導入をおすすめしています。
    たとえば、プリウスの仕掛けは、ゲームをやらなければプリウスが運転できないというものではありませんよね。


  • 木山:

    そうですね。


  • スミス:

    それと同じです。全員にずっとゲームをやらせるということを、考えなければいいんです。


  • 木山:

    と、いいますと。


  • スミス:

    まず、簡単なところからいきましょう。
    プロジェクトの開始の時期における、ブレインストーミングの時にだけさきほどの『ゲームストーミング』で挙げられたようなテクニックを使うのは簡単だと思います。いくつか具体的な例を挙げてみましょうか。

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コラムニスト・プロフィール

井上 明人いのうえ あきと

現在、国際大学GLOCOM客員研究員。2005年慶應義塾大学院 政策・メディア研究科修士課程修了。2005年より同SFC研究所訪問研究員。2006年より国際大学GLOCOM研究員。2007 ...

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