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がんばろうニッポン! 第4回 江戸から続く街の魅力を、最新ITツールに載せて発信

経営・戦略 WISDOM編集部 2012年07月30日

「オールすみだ」体制で、観光を産業の柱に

 東京スカイツリーR開業に沸く墨田区。商業施設も含めた初年度の来場者数は3200万人にのぼると予想されており、これはあの東京ディズニーリゾートの年間来場者数2500万人を上回る数値だ。これにより東京・墨田区は一気に、全国有数の観光地の仲間入りを果たした。


 ただし、「墨田区とはどんな街?」と聞かれて、東京スカイツリー以外のイメージがすぐに浮かぶ人がどれだけいるだろうか。東京スカイツリーを観た後、墨田区内ではどんな観光スポットめぐりができるのか――。その問いに対する回答を用意しようと、懸命な取り組みを進めているのが、2009年4月に発足した民間組織「一般社団法人墨田区観光協会」だ。


 墨田区観光協会の最大の特徴は、“行政”ではなく、“民間”が主体となっている点である。この理由について墨田区観光協会の友野健一氏は次のように語る。

一般社団法人 墨田区観光協会
広報・メディア開発担当課長
友野 健一氏

 「行政として観光事業に取り組むと、全方面に対して平等・公平であることが求められます。そのため、情報発信1つをとっても、どうしても限界がでてきます。それを民間主導とすれば、情報の取捨選択や、強弱をつけることも可能になりますし、物販などを考えた際の自由度も高まります」


 墨田区観光協会の設立にあたっては、東京商工会議所墨田支部、墨田区商店街連合会はもとより、アサヒビール、ライオンといった墨田区を代表する企業、日本相撲協会や、向嶋墨堤組合などからも理事を選任。「オールすみだ」ともいうべき協力体制が作られた。同時に、旅行会社やイベント会社、流通など、各分野のプロフェッショナルも集められ、実務面の運用体制も強化された。


 このオールすみだの目的は1つ。それは「墨田区の観光資源や観光関連産業を【掘り起こし】【磨き上げ】【つなぎ合わせ】【発信す】ることで、観光を産業の柱にしていくこと」である。


 たとえば墨田区は、江戸時代からのモノづくりの街であり、日本の近代化を支えた中小の製造業も数多く存在している。そうした歴史と技術力に目を向けて【掘り起こし】、新たな商品開発などで付加価値を【磨き上げ】る。場合によってはデザイナーとのコラボレーションといった【つなぎ合わせ】も行い、完成した製品の魅力は積極的に【発信す】る。これによって集客を図る、ということも行っている。


 こうした取り組み以外にも、墨田区観光協会では、行政はもちろん、民間企業からも委託事業として、観光に関する仕事を受注することもあるという。このような柔軟な取り組みができるのも、民間主導ならではの利点だろう。


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