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今からでも間に合う!やり直し英語レッスン 第15回 今年こそ覚える!冠詞のルール

スキル・キャリア 伊東 裕子 2016年02月12日

英文法の中でも特に日本人が苦手と言われているのが、「冠詞」の使い方。
日本語にはないa、an、theをどんなとき、どのように使ったらよいのか分からず、「なんとなく」入れたり入れなかったりしている人が多いはず。2016年はそのルールをしっかり身につけてより自然な英語を使えるようにしましょう。


冠詞ルールの大前提
冠詞は、はっきりとした「形」を持つ(と考えられる)ものに対して使われる!

冠詞ルール1:初めて話に出た名詞(単数)にはa、anをつける!

I saw a dog in the park.
公園で犬を見た。

I had a lunch with my colleagues.
同僚と昼食を食べました。

I came up with a great plan last night.
昨夜すごくいい企画を思いついたんです。


「公園で見た犬」、「同僚と食べた昼食」、「昨夜思いついた企画」のように、それまで話題に出てきていないような「初出」の単語に対してはa/anを用いる。
これは、「特定されていない」名詞という意味で、a/anは「他にも同じものがある」名詞とともに用いられることが大前提。

冠詞ルール2:特定された名詞にはtheをつける!

That’s the dog she was talking about.
あれが彼女が話していた犬だ。

I found the book you were looking for.
探していた本を見つけたよ。

Can you attend the meeting on Friday?
金曜日の会議には出席できますか?


a/anをつけた「初出の名詞」に比べ、theをつける名詞は、「これまで話に出てきた」「特定のものとしての共通認識がある」単語であることに注目。
Can you attend the meeting on Friday? は「金曜日の会議」という意味でやはり特定されている。
また、Would you open the door? ([その]ドアを開けていただけますか?)のように、明らかに何を指しているのかがわかる場合にもtheが使われる。日本語の文章を英訳する場合に、「あの」「その」とつくようであればtheが必要となるケースが多い。

冠詞ルール3:数えられない名詞にはa/anがつかない!

Can I have a glass of water, please?
水を一杯いただけますか?

Could you bring me a bar of soap to my room?
石鹸をひとつ部屋に持ってきていただけますか?

Is there some milk in the fridge?
冷蔵庫に牛乳ある?


数えられない名詞のことを「不可算名詞」といい、これらには直接a/anをつけることがない。不可算名詞の中には「water(水)、milk(牛乳)、coffee(コーヒー)、tea(紅茶)」などの液体、「gas(ガス)、air(空気)」などの気体、「sugar(砂糖)、soap(石鹸)、flour(小麦粉)」などの粉末、そして「bread(パン)、butter(バター)、cheese(チーズ)」などの食料が含まれる。

こうした不可算名詞のものは、日本人にとっては簡単に数えられるように思えても、英語圏ではその単語だけでは特に形を成していない、概念として捉えられている。
そのため、単語そのものにa/anをつけるのではなく、a glass of water(グラス一杯の水)、a bar of soap(石鹸をひとつ)、some milk(いくらかの牛乳)といった表し方をする必要がある。
someはこうした不可算名詞によく用いられる。some notebooks(何冊かのノート)と異なり、不可算名詞は常に「単数」として考えられるので、someがついても単数扱いであることに注意しよう。

冠詞ルール4:a/anには「1つの」「全体の」「まるごとの」という意味がある!

I’m going to cook fish tonight.
今夜は魚料理を作る予定です。

I’m going to cook a fish tonight.
今夜は魚をまるごと料理する予定です。

I ate a piece of cake at her wedding party.
彼女の披露宴でケーキを食べました。

I ate a cake at her wedding party.
彼女の披露宴でケーキをまるごと食べました。

I’d like chicken.
チキンを食べたいのですが。

I’d like a chicken.
鶏をまるごと食べたいです。


「fish(魚)、cake(ケーキ)、chicken(鶏)」などのように、複数形が用いられない名詞にa/anをつけることによって、そのものを「1つのかたまり」として捉える効果が発生する。「まるごと」を意味するつもりでないのであれば、冠詞を使わないようにしよう。



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  • Maxtさん

    いつも勉強になります。知っているようで知らないこと、解っているようで解らないことなど、解りやすく簡潔に教えていただけるのですんなり理解できます。
    今後とも宜しくお願いします。

    2016年02月15日 07:51

コラムニスト・プロフィール

伊東 裕子いとう ゆうこ

1972年愛媛県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社アルクにて月刊誌『English Journal』の編集に携わった後、フルブライト奨学生としてボストン大学院プリント・ジャーナリズム学科修 ...

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