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入門実践コラム企業のリスクをマネジメントする ~コンプライアンスの本当の意味とリスクマネジメントのあり方~

「臭いものにはフタをする」
 
わが国では組織も個人も、先行きの見通しについて、よくない事はあまり考えないようにし、いいことだけを考えようとする風潮があります。
 
例えば不測の事態や危機的状況などは、現実離れした特殊なケースとしてとらえられたりします。ここ数年来、流行語にもなっている「想定外」という言葉を用いれば、なんとなく免責されているかのような・・・。
 
とするならば、平常時にわざわざ時間とコストをかけて、「想定外」の事項に対して準備をするということには、必ずしもならないといえるでしょう。
 
 これは企業経営についても同じです。平時の経営から考えれば「不正」は想定外の異常事態であり、もし何か起こったらそのときに全力を尽くして対処すればいい、そのように考えられているのではないのでしょうか?
 
 本当にそうでしょうか?
 何か起こったときに本格的に取り組めば、それで済むのでしょうか?
 このままの状態で、企業は生き残っていけるのでしょうか?
 
 いまだ傷の癒えない3.11の東日本大震災の爪跡、アベノミクスで改善の兆しが見えつつあるとはいえ、依然として停滞の域を抜けきれていないわが国の経済、電力供給をめぐる不安材料など、企業は、かつて経験したことのないようなさまざまな事態に取り囲まれています。
このような状況のなか、ITの進展も相まって、グローバル経営はますます加速しています。ボーダレスな社会が形成されつつあるなかで、企業を取り巻く環境は激変し、ますます不透明感を増しているといえるでしょう。
 
 不正とは何なのでしょうか?
 そもそも何故不正が起こるのでしょうか?
 組織として成長し存続していくために、不正リスクをどのようにマネジメントしていけばよいのでしょうか?
 
 この、企業にとって永遠のテーマともいえるべき不正リスクマネジメントについて、コンプライアンスと関連付けながら考察していきたいと思います。

コラムニスト・プロフィール

赤松 育子あかまつ いくこ

公認会計士、公認不正検査士東京大学経済学部経済学科及び経営学科卒業監査法人勤務を経て、産業能率大学に入職現在は、不正リスクマネジメント、コンプライアンス、内部統制領域を中心に、女性のキャリ ...

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