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入門実践コラムマネジャー力を鍛える

唯一解の存在しないマネジャーの仕事

みなさんは、マネジャーの仕事とは何をすることだと思いますか?
続いて、次の問いも考えてみてください。
以前にも増して、マネジャーの仕事が難しくなっているといわれますが、それはなぜだと思いますか?
最初の問いは、どのようなことを想起しましたか?
まず頭に浮かぶのは、職場目標の達成、仕事の割りふり、メンバーの動機づけや指導、業務の進捗管理、トラブルへの対処といったところでしょうか。あるいは、チャレンジするチームづくり、顧客の創造、社会貢献などといった内容を考えた人もいるかもしれません。
二つ目の問いは、どうでしょう?競争環境の激化、短期的成果への圧力、組織統制の強化、過重な仕事負荷、メンバーの多様さなど、さまざまなものがあがってきたことでしょう。
マネジャーの仕事には、「これができればOK」といった唯一解はありません。あるのは、「置かれた状況の中で適切な事をなす」という妥当解だけです。というのも、マネジャーの仕事は、組織内外のさまざまな状況に依存しているからです。状況に依存している一方、適切に事が運ぶよう、そうした状況に働きかけていくこともマネジャーの仕事です。
こうしたことから、何をマネジャーの仕事とするかは、どこまでを自らの仕事の範囲とするかといったマネジャーその人の視野の広がりや視座の置き方によって、まったく異なるものになります。
マネジメントの知識は、図書やテキストによっても学ぶことができますが、マネジメントを自らの仕事として実践していく力は、マネジャーその人のものの見方や考え方をも含んだ“マネジャー力”が基盤になります。そうした意味でのマネジャー力は、図書などによる習得とは異なり、予め言語化することの難い、混沌とした状況の中での試行錯誤の経験によって培われていきます。
この連載を通じて、このマネジャー力についてみなさんと一緒に考えを深めていくことにしましょう。

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