低コスト航空会社
- 【カテゴリー】 運輸/物流
- 【よみ】ていこすとこうくうがいしゃ
不定期のチャーター便ではなく、定期路線を格安な運賃で運航する航空会社を意味する。70年代のアメリカで登場し始めたが、代表的な会社としては1971年に発足したサウスウェスト航空がある。同社は1978年に始まった航空自由化を背景に躍進を続け、現在では米国内線では乗客数7,480万人(2003年)を誇り、デルタ航空に次ぐ全米第2位の航空会社にまで上りつめている。運賃を抑えるには経費(コスト)を切りつめる必要があるが、低コスト航空会社では使用機材を1機種に絞ったり、客席もエコノミー席だけの単一クラスとして運賃構造も単純化し、座席予約は受け付けないといったシステムが採用された。また、使用空港は大都市でも着陸料や使用料が安く、混雑していない副次的な空港を使い、地上滞留時間の短縮を図った。機内食や映画などのサービスもなくし、洗面所には香水や化粧品や歯みがきなどの余分なものを置かず、弁当や飲み物は有料とした。こうしたシステムを徹底した上で、機内が満席になるぎりぎりまで運賃を引き下げるのである。ヨーロッパでも1997年にEU諸国の国内航空市場が自由化され、いくつかの低コスト航空会社が登場。日本では、スカイマークエアラインズ、AIR DOなどがこれにあたる。
2005年12月1日掲載










