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「創業200年 あいてい堂 繁盛記」

− 第2回 −

指紋認証
200周年記念として金箔まんじゅうを売り出すことになったあいてい堂は?

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より厳格な「入退室管理」「情報管理」につながる指紋認証。
そのための機器・システムも小型化・低価格化し、導入しやすい環境に!

私たちが普段使っている鍵は、簡単に合鍵がつくれるし、紛失や無断使用もありえます。しかし、指紋はその人固有のもので、あえて管理する必要がありません。そこで、指紋によって本人かどうかを確認し、ドアの施錠・開錠を行う。そんな“指紋錠”の導入が広がっています。

例えば、機密性の高い情報や顧客情報、個人情報などを扱う企業や研究所、役所では、部外者の進入や情報漏洩などを防止するために、指紋認証システム導入が本格化しています。また、ストーカー行為やピッキング犯罪の増加などを背景に人々の防犯意識が高まる中、指紋認証により玄関を開錠解錠するマンションや住宅が登場しています。

このような身体の特徴を使った本人確認は、バイオメトリクス(生体認証)と呼ばれます。指紋や顔、目(網膜、虹彩)、静脈、音声など、身体の部位の特徴(生体情報)をセンサーで読み取り、登録データと照合し、本人確認を行う技術です。なかでも、最も普及しているのが、指紋認証です。矢野経済研究所の推計では、2003年度のバイオメトリクス関連機器の国内市場規模は76億円。うち、80%以上を指紋認証が占めるとしています。

その理由は、認識精度の高さ。例えば、1971年から指紋照合技術の研究に着手してきたNECは指紋認証技術のパイオニアですが、米国技術標準局(NITS)が実施した指紋認証技術に関する評価プロジェクトでは、認識率99.9 %のテスト結果を得ています。また、企業用をはじめ、一般住宅用、マンション用など小型で低価格な様々な指紋照合装置・システムが発売されるようになっており、それが指紋認証の普及を後押ししています。

しかも、指紋認証の用途は入退出管理にとどまりません。情報端末に導入すれば、誰が、いつ、どんなアプリケーションソフトやデータベースを利用したかなどが容易に分かります。指紋認証をタイムレコーダー代わりに設置すれば、社員の出社・退社時間や休憩時間が記録でき、勤務状況の一元管理が図れます。事実、 NTTデータは、運用営業支援のためのコールセンタ業務において、全国数千人のオペレータの入退室管理や蓄積データの外部流出防止を目的に指紋認証システムを導入しています。

最近は、指紋認証機能が携帯電話にも搭載されるようになってきました。紛失や盗難に遭った場合、情報の不正利用による二次被害に遭う危険性も高いことから、自分の指でセキュリティロックの解除などができる機能です。

今後も、こうした生体認証は鍵代わりとしてだけでなく、電子商取引や金融機関での預貯金引き出し、行政サービスを受ける際の本人確認などで幅広く活用されていくと思われます。実際、盗難通帳による預金の不正払い出しやスキミング(クレジットカードのデータなどの盗み取り)によるカード不正使用などが急増する金融機関では、すでにスルガ銀行が普通預金の引き出しの際に手のひら静脈パターンで本人確認をするなど、生体認証導入が拡大しています。(ビジネストレンド第3回参照)東京三菱銀行なども今秋から、キャッシュカードにクレジットカードおよび電子マネーの機能を加えた多機能ICカードに、手のひら静脈パターンによる本人確認機能を搭載し、それに対応したATMを全店舗に設置します。

市場調査会社の富士キメラ総研では、指紋認証機器を含めた生体認証機器の販売台数は、2003年の約100万台が2010年には1600万台以上になると予測しています。

さて、あいてい堂の場合は?



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