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uIDレポート

− 第六話 −

RFIDのしくみが分かる ユビキタスID技術(1)
ユビキタスIDアーキテクチャ

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 いままでの連載ではユビキタスの応用を中心にお話してきましたが、今回から2回にわたって、その技術を中心にしたお話をしたいと思います。まず、今回はユビキタスIDセンターのシステムアーキテクチャについてお話いたします。



ユビキタスIDアーキテクチャ

 ユビキタスIDセンターが推進する、ユビキタスID技術のアーキテクチャの概要は、図1の通りです。実世界の様々なモノや場所には、RFIDやセンサーなどから構成されたユビキタスコードタグ(ucodeタグ)が埋め込まれます。ucodeタグは、まずそれを埋め込んだモノが何であるかを識別するコード(ユビキタスコード:ucode)を格納します。さらに、タグの機能と容量によって可能な範囲内で、そのモノに関する属性情報も格納します。

 現状では、どのようなタグであっても、厳しい記憶容量等の制約があるため、そのモノのすべての情報を格納できるわけではありません。そこで、ucodeタグに格納できない属性情報は、ネットワークを介した先のデータベースに格納し、ucodeタグに格納されているucodeをキーとしてそれを検索できる機能を提供します。

 ucodeタグから情報を獲得する端末を、ユビキタスコミュニケータ(UC)と呼びます。UCは、獲得したucodeに応じて情報サーバにアクセスして情報サービスを受けます。ユビキタスコンピューティング環境では、実世界にばら撒かれたucodeタグや情報サーバは膨大です。そこでユビキタスIDアーキテクチャには、ucode解決サーバ(ucode Resolution Server, ucodeRS)と呼ぶ分散ディレクトリデータベースが備えられており、ucodeと情報サーバの対応関係を保持します。

 また、ユビキタスID技術での通信は、プライバシーを配慮したセキュアな通信を行うために、公開鍵暗号技術を使い、そのための認証局を備えています。また、ucodeタグがつけられたモノが一般に流出したときにも、ucodeタグの非接触通信インタフェースでは、悪意ある者が不正にその情報を読み出せないように、特別な同定防止通信を備えています。

ユビキタスIDアーキテクチャ

図1:ユビキタスIDアーキテクチャ


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