− 第8回 −
企業業務や生活を支援するセンサーネットワーク
〜企業・社会システムに新たな付加価値を〜
センサーネットワークの実現に欠かせないセンサーの多機能化

数多くの応用が考えられるセンサーネットワークを実現するには、さまざまな技術が必要となる。まず、必要なのがセンサーそのものの高機能化だ。例えば、住宅内に設置されるセンサーに求められるのは、温度、湿度、明るさ、煙などの感知機能だろう。同じ場所に、感知したい情報に応じてセンサーを複数設置しなければならないようでは効率が悪い。周囲の状況をより効率よく正確に把握するには、センサーの多機能化が欠かせない。用途によってはリアルタイムに情報を収集・分析しなければならないから、高速化も必要だ。
設置場所が小さくてすむための小型化も重要だ。ここで重要なのがネットワーク機能だ。センサーがいくら小型化されても、そのひとつひとつに通信機器を取り付けていたのでは省スペースにならないし、費用もかさむ。よって、センサー自体が通信機能を持つのが理想だ。さらに、省電力も欠かせない条件だ。省エネルギー・省電力対策に使うセンサーの消費電力が大きくては話にならない。設置場所によっては、電源を供給できないことも少なくない。そのためにもバッテリー駆動は必須だ。場合によっては、ソーラー発電など発電機能を装備することも必要になるだろう。また、防災目的に使う場合には、過酷な環境下での正常動作する頑丈さも要求される。











