− 第7回 −
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〜ディスプレイの進化がもたらすもの〜
2)液晶ディスプレイ (LCD:Liquid Crystal Display)

PCモニターやテレビなど、現在、もっとも多くの電子機器で使われているのが、液晶ディスプレイである。
「液晶」とは、液体であるにもかかわらず、結晶のように規則的な分子構造を持つ物質を指す。液晶ディスプレイでは、電圧のオン/オフによってこの分子構造を操作し、光の透過や反射を変えて画像を表示している(図1)。
液晶ディスプレイには、他のFPD技術に比べ、寿命が比較的長い/消費電力が小さい/小型化が容易/高精細・高解像度が可能など、さまざまな長所がある。その一方で、視野角が狭い/応答速度が遅いので残像が残り動画には向かない/フルカラー表示に弱いなどの欠点が指摘されてきている。
また、製造工程が複雑なため、大型ディスプレイになればなるほど生産の歩留まりが低くなる=コストが上昇してしまうという問題もある。
ただし、上記の欠点は、この1年、2年でほぼ解消されてしまう予定だ。既に応答速度については、パッシブ・マトリックス駆動からアクティブ・マトリックス駆動(図2参照)への変更により、ビデオの再生に必要な16msをクリア。現在では3msを目指した次の開発が進んでいる状況にある。
視野角も175度を達成する液晶ディスプレイが発表済み。かなり斜めから見ても、表示内容が見えにくいということはなくなった。色についても、従来の1600万色レベルから10億色レベルへと進化しており、いまやTVやDVDを見る上において、ブラウン管モニタに劣る点は全くといっていいほどない。
課題の製造コストについても2年で半減といったペースで進んでおり、「液晶だから色が薄い、液晶だから高い」といった今までの常識は、2005年か6年までには、過去のものとなってしまうだろう。
長所である画面精細度の進化も著しい。モバイル端末用の小画面モデルではあるが、600ppi(pixel per inch)を実現するものも出現。虫眼鏡で見ないとドットがわからない、といったレベルに到達している。











