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− 第25回 −

コピーガード(コピープロテクション)

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 先日、一部のメーカーが採用していたCCCD(コピーコントロールCD)の利用に関してのニュースがあった。CCCDとはCDの無断コピーを防ぐための技術で、採用された当時は多くのCDで採用されるだろうとされていた。しかし当初から様々な問題が指摘されていたCCCDはMP3プレイヤーの台頭などによる別メディアでの利用に制限が大きいことや、多くのパソコン向けDVD(CD)ドライブがCCCDからのデータ抜き出しに対応するに至って、その役割を終えたと見られている。

 このニュースが意味するのは、コンテンツを守ることが、コンテンツの流通を妨げることよりも重要ではない場合があるということと、コピーするための技術の進歩は、コピーガード技術の進歩より確実に早いということだ。例えばパソコンソフトにおけるコピーガードの歴史を見ると、パソコンの外部記憶媒体としてフロッピーディスクが使われるようになった頃から始まっている。有名なコピーガードとしては、フロッピーのフォーマットを変更することで専用の読み取りソフトを用いないと読み込めないというものや、故意に傷をつけておき、コピーしようとするとエラーになるがプログラムでは問題ないというようなものがあった。ビデオテープなどではマクロビジョンが開発した通常では再生できるが、コピーしようとすると画面の明るさが変化して見難くなるようなものが有名だろう。いずれの方法もそれを破るソフトやハードが開発されていることからも、コピーガードを破る技術がなくなることはないといえる。

 だからといってコピーガードが完全に意味を失ったわけではない。現在のコピーガードは完全にコピーを出来なくするというより、カジュアルコピーを防ぐという意味合いが強い。つまりOSや一般のハードをつなぐだけではコピーしにくくするということになる。すなわち誰でも簡単に出来るわけではないなら、それで十分ということなのだ。

 このような変化の背景にはインターネットの普及がある。コンテンツやソフトをコピーしても、それを利用できなければ意味がない。その利用する段階において必要な何らかの情報をインターネット経由で取得するということができれば、コンテンツそのもののコピーをされても実質的な被害は免れるという考え方だ。これによってコンテンツに対する厳重なコピーガードを行なわなくてもよい可能性が生まれてきたコピーガードはこれからもなくなることはないだろう。しかしコンテンツによってはよりコピーしやすくすることで流通を図り、それによって収益を得るというものが出てくる時代がやってくるかもしれない。

(2005年3月22日公開)

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