第11回
最新の組織戦略とグループ経営

今回は、企業のあり方の近年の動向もふまえて、組織戦略についてご紹介します。
会社が創業期で小規模の場合、少人数で生産、販売、物流、会計など会社全般の動向を把握しやすい状態にあります。また顧客と接する機会も多く、企業の状況を実感として感じ取ることができます。しかし組織が大きくなるにしたがって、組織が細分化され、担当する業務の範囲が狭くなっていきます。会社の規模が大きくなるほど、大企業病、サラリーマン化に陥りやすくなるのです。
そのような背景の中、小さな組織の良さを、大企業に導入できないかというニーズが高まってきました。大組織に寄りかかって仕事をするのではなく、現場に近いところに権限委譲し、意思決定をすることで、意思決定の迅速化、大企業病の阻止、小回り性のある組織作りをめざすのです。そこで経営の組織改革として注目されたのが、執行役員制度、カンパニー制、MBO(マネジメント・バイ・アウト)です。
しかし、ここ1〜2年、カンパニー制、MBOの弊害が顕在化してきました。全社の経営戦略の整合性を確保しにくくなり、総合力が発揮しにくくなったのです。そこで近年、グループ経営の重要性が注目されています。さて、グループ経営の利点とは、成功するためのポイントとは何でしょうか?
組織については、時代の流れに合わせて、柔軟に対応できることが重要です。皆さんの組織も、一度、外から見てみませんか?
(2005年5月30日公開)











