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直観で理解する経営基礎講座-経営戦略編-

第11回

最新の組織戦略とグループ経営

執筆:芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科教授 日経ビジネススクール講師 西村 克己(にしむら かつみ) プロフィール

 今回は、企業のあり方の近年の動向もふまえて、組織戦略についてご紹介します。

 会社が創業期で小規模の場合、少人数で生産、販売、物流、会計など会社全般の動向を把握しやすい状態にあります。また顧客と接する機会も多く、企業の状況を実感として感じ取ることができます。しかし組織が大きくなるにしたがって、組織が細分化され、担当する業務の範囲が狭くなっていきます。会社の規模が大きくなるほど、大企業病、サラリーマン化に陥りやすくなるのです。

 そのような背景の中、小さな組織の良さを、大企業に導入できないかというニーズが高まってきました。大組織に寄りかかって仕事をするのではなく、現場に近いところに権限委譲し、意思決定をすることで、意思決定の迅速化、大企業病の阻止、小回り性のある組織作りをめざすのです。そこで経営の組織改革として注目されたのが、執行役員制度、カンパニー制、MBO(マネジメント・バイ・アウト)です。

 しかし、ここ1〜2年、カンパニー制、MBOの弊害が顕在化してきました。全社の経営戦略の整合性を確保しにくくなり、総合力が発揮しにくくなったのです。そこで近年、グループ経営の重要性が注目されています。さて、グループ経営の利点とは、成功するためのポイントとは何でしょうか?

 組織については、時代の流れに合わせて、柔軟に対応できることが重要です。皆さんの組織も、一度、外から見てみませんか?

(2005年5月30日公開)

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