今に生きる歴史を動かした男たち
第2回
徳川吉宗 −名君の虚像と実像− (2009年9月29日公開)

徳川吉宗肖像画(徳川記念財団蔵)
徳川幕府第8代将軍・徳川吉宗は、率先垂範の将軍親政による「享保の改革」を推し進め、260年間続いた江戸幕府の「中興の祖」として人気がある。『暴れん坊将軍』の主人公になって久しいことからも窺い知れよう。吉宗は下情に通じた理想的なやさしくて強い、正義感に富んだ君主として日本人の心に棲みついているといえる。
しかし、改革で出費は抑えられたものの、増税によって農民の困窮を招き、さらに「米将軍」と呼ばれるほど“米本位制”の経済に固執したため、すでに貨幣経済に移行しつつあった実体経済との矛盾を解消できなかった。
また、吉宗の改革を批判し、自由経済政策をとった尾張7代目藩主・徳川宗春を幽閉に追い込んだ狭量からも、質素倹約という紀州藩主時代の成功法則から脱皮できなかったともいえる。
今回は、実行力と優れた人柄で名が残る徳川吉宗が行った幕政改革の「光」と「陰」から、マネージメントのあり方を考えていきたい。 (→全文(続き)を読む)
※本文最終ページに「吉宗Photograph」を掲載しています。
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【2009年10月19日(月)16:00締め切り】











