第3回
組織の病気問題は「人」ではなく「間」に発生する

「人間」という字は「人」の「間」と書きます。これは、私たちが様々な人との関係性の中で生かされているという意味があると私は思っています。
「あの小林課長さえいなければもっとスムーズに問題解決できるのに」
「田中部長が現場のことをよく分かっていないからこんな事態になったんだ…」
などという台詞が、あなたの会社でも聞かれてはいないでしょうか?
しかし、組織の問題は実は、「人」そのものにあるのではありません。「人」ではなく、それらの「間」に存在するのです。
組織はあらゆる「間」の集まりです。例えば「経営者と幹部との間」「本社と支社の間」「営業部門と商品開発部門の間」「管理者と部下の間」など…。問題は、役割や視点が異なるそれぞれの「間」に、コミュニケーション不足や相互不信が起こっているケースがほとんどなのです。
組織とは、その規模や業種に関わらず、ある程度同じようなモチベーション症例に悩まされるものです。 今回は、組織における、事業成長の状況に応じたモードに応じて、組織の「間」で見られる心理的障害、典型症例、対策、を具体的に紹介していきます。
「試行モード」:
新しい事業を軌道に乗せるために試行錯誤を繰り返すモード。
「拡大モード」:
成功パターンが確立され、市場の需要が急激に増えてくる時。
成功パターンを一気に推し進めるモード。
「多角モード」:
事業拡大後、旧事業の顧客満足度向上と安定成長のための事業の複線化を図る時。
「再生モード:
旧事業の成熟を受けて、、新たな価値創出を模索するモード。
(2005年11月7日公開)











