第5回
コア技術戦略に関する組織能力の構築

市場競争が激化するなか、安定して高い業績を上げ続けるためには、簡単には“模倣されない”強みをもつことが必要です。しかしこの強みを持とうとすると、難問が立ちはだかります。
たとえば薄型テレビでは、液晶、プラズマ(PDP)、SEDなどの異なった技術が争っています。薄型テレビで確固たる強みを打ち立てるには、こうした中から1つの技術に集中して投資したほうがよいでしょう。しかし将来、自社が選ばなかった技術が主流になり、投資を回収できなくなる可能性もあります。
逆に、こうしたリスクを低下させようと、いくつもの技術に分散投資すると、自社が優位性を築くことが難しくなります。また、主流となる技術が確定した後に取り組み始めても、以前から取り組んできた企業に勝つのは難しいのです。
ではこうした状況で、技術で強みをもつためには、一体どんな戦略をとるべきなのか――?
液晶のシャープを始め、セラミック技術の村田製作所や京セラ、界面・表面技術の花王など、コアとなる技術を核に成功を収める企業を例にとりながら、こうした企業に共通する、“コア技術戦略”を分かりやすく解説します。
ヒット商品や市場トレンドにいたずらに振り回されないための技術経営、ぜひ、お読みください。
(2006年11月20日公開)










