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ものづくり経営革新〜価値創造のための企業戦略〜

第4回

組織能力ベースの経営戦略とは
〜軸のブレない経営による能力構築・積み重ね〜

執筆:神戸大学経済経営研究所 教授 延岡 健太郎(のべおか けんたろう) プロフィール


最近では、よい商品を開発しても、すぐに他社が似たような商品を出し、結局、価格競争に巻き込まれてしまうことが多くなっています。一つの商品がヒットしても、その企業が勝ち続けることが難しくなってしまったのです。

ところが、同じビジネス環境にあっても、トヨタやキヤノン、シャープなどは、商品の競争力をアップさせ続け、安定して勝ち続けています。こうした企業では、一体なぜそれが可能なのでしょうか。

今のようにこれほど競争が厳しくなれば、長年積み上げた“強み”がなければ、持続的・安定的に高い業績を上げることは無理だといえます。そしてその強みとは、企業に固有の組織的な強み=“組織能力”です。

トヨタなどの企業には、そうした強みがあります。しかし、その強みの中身を具体的に指摘・分析するのが難しいことも確かです。この組織能力は、わかりにくいからこそ、他の企業が模倣できないのです。

今回は、この組織能力に基づくものづくり経営とは、どういうものかを、できるだけ分かりやすく解き明かしていきます。

真似されず、ずっと成功し続けるための、ものづくり経営の極意とは――?  「勝ちながら育てる」経営とは? 価格競争に巻き込まれず、強みを武器に闘うための企業戦略、ぜひ、お読みください。

(2006年10月16日公開)

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