第2回
個人情報の収集とその利用

実は個人情報の「収集」と「利用」については、公表されている裁判例は少ないのです。
個人情報が流出や漏洩した場合は、被害が表に出るから問題になりやすいのですが、収集や利用のステップでは問題が表面化しないからです。
まず個人情報の「収集」は、インターネットでアンケートに答えるとか、懸賞に応募する時に自分の意思で氏名や住所を書き込むという、個人が任意に情報提供する場合がほとんどですから、事件として問題となることはほとんどありません。
次に個人情報の「利用」は、個人情報を一度提供してしまうとどのような利用がなされているのか外部からは知ることができず、本人が知ったならば文句を言いたいような問題も気付かれることのないままとなってしまう。 だから、個人情報の「収集」と「利用」についてはあまり問題となっている裁判例などがないのです。
『インターネットビジネスと法律』では、インターネットをビジネスで活用する際に、知っておくべきリスクなどを、法律的な側面から解説していきます。 第2回は、"個人情報の収集とその利用"について。お客さまの個人情報を集め、利用するために、気をつけなければならないこととは…?ヒントとなる実際の裁判例を見ながら、その要注意ポイントをインタービュー形式でご紹介します。
(2005年10月17日公開)











