第41回
伊藤忠兵衛の総合商社立ち上げ物語
〜人、金、モノ、しかしピンチには健康こそ〜
伊藤忠商事株式会社 初代社長 伊藤忠兵衛氏

「近江の千両天秤」、ということわざがある。天秤棒で荷を担ぎ、各地を行商してまわりそこから財を成した近江商人の魂をあらわしたもの。同時に成功を収めても初心を忘れず、商売に励め、という教えでもある。
古来より、近江商人の名は高いが、その代表が伊藤忠兵衛。江戸末期、麻布の行商から呉服、絹糸へと事業を拡大し、大阪で呉服太物商「紅忠」を起こしたのが初代。明治になり、2代目は突然の父の死を受けて、弱冠16歳で襲名。父は近江から出て日本全国を相手にしたが、若き2代目が目指したのは、世界という舞台だった。
明治そして大正から昭和という激動の時代の中で、2代目忠兵衛はどのように大阪の繊維問屋を総合商社へと脱皮させたのか。
(2005年4月25日公開)











