第39回
五島慶太の鉄道事業開拓物語
〜まとまった乗客を確保できるところ、それは学校だ〜
東京急行電鉄株式会社 初代社長 五島慶太氏

東急東横線といえば、常に"住んでみたい沿線ナンバーワン"に選ばれる路線である。渋谷を出ると、代官山、自由が丘、田園調布とおしゃれな街や高級住宅街が並ぶ。今年2月にはみなとみらい線が開通、渋谷駅から横浜の元町・中華街まで直通で結ばれ人気はさらに高まった。
しかし、そんな東横線も昭和のはじめ、開業当初は畑のまん中をのどかに走る線路で客席は常にガラガラ、赤字続き。どうすれば客が増えるか。東横線の生みの親、東京横浜電鉄専務取締役の五島慶太が悩んだ末、頭にひらめいたアイデア、それが沿線に学校を誘致することだった。
それだけではない、五島は東横線や目蒲線など自らが経営する路線を盤石なものにするために、次々と競合する路線を合併していく。
(2004年9月25日公開)











