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先達に学ぶ決断の時

第36回

黒田善太郎の国産帳簿開発物語
〜川下が川上を育てる〜
コクヨ株式会社 創業者 黒田 善太郎 氏

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キーボード全盛時代。手書きなど何かの書類に署名する時ぐらいという人も少なくない。しかし、改まった場合には毛筆に和紙とまではいかないが、すべりのよい紙に万年筆というのが大人の男のたしなみと信じる向きも結構いる。

まだ多くの人が硯で墨を磨り筆で文字を和紙に書いていた100年前、来るべきペンとインクの時代を見越して表面のなめらかな紙の国産化に挑んだ男がいた。和紙を使った帳面の表紙製造からはじめ、OA時代の文房具・事務用品のリーディングカンパニー、コクヨを築いた黒田善太郎。

帳簿メーカーとしては後発だったコクヨが人々を魅了していったのには、飽くなき品質の追求や、時代を先取りした商品開発など、"書きやすいものを書きたい人に"という黒田の徹底したこだわりがあった。

(2004年5月31日公開)

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