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先達に学ぶ決断の時

第4回

会社再建のエンジニア、土光敏夫
〜合併の仕上げはミキサー人事〜
石川島播磨重工業株式会社 元会長 土光 敏夫 氏

1950年(昭和25年)初夏、石川島重工の新社長となった土光敏夫は役員全員の辞表を集めた。

相次ぐ労働争議、インフレの影響などを蒙り、石川島重工は大赤字に転落の無配続きだった。土光は思い切った改革を断行するため役員は3人のみを残しクビを切り、役員の給料もカット、社内の交際費も厳しく制限した。そのため、伝票や領収書を社長室に集め、自分で目を通したという伝説まで生れた。

このような土光の手荒ともいえる経営合理化と経費削減が功を奏し、また朝鮮戦争特需による受注増も相まって、売上高は一気に回復、1950年上期6億9,800万円だった売上が、'52年下期には社長就任時の5倍近い30億1,900万円を記録、利益率も急上昇した。

(2002年6月19日公開)

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