事例で読み解くビジネスキーワード
− 第3回 −
「貧困層」は市場たりうるか──バングラデシュでの通信インフラ構築を目指すKDDIのBOPビジネス (2010年3月26日公開)
現在、地球上には65億を超える人々が暮らしています。そのうち先進国で豊かな経済生活を営んでいるのはわずか8億人程度であり、40億以上の人々は、乏しい生活費での暮らしを余儀なくされています。しかし、もしその「貧困層」が市場として開拓されれば、多くの人々の生活水準が向上するだけではなく、企業もそこから大きな利益を得ることができる──。そのような視点に基づいて注目されているのが「BOPビジネス」です。
ダノン、ノキア、グラミングループ、ユニリーバの子会社ヒンドゥスタン・リーバ・リミテッドなどの取り組みがすでに知られているBOPビジネスですが、一方で「ピラミッドの底辺層」を意味するBOPという言葉を敬遠する企業も少なくありません。今回は、昨年からバングラデシュでのインターネット事業に乗り出したKDDIの事例を下敷きに、BOPビジネスの本質を探っていきます。
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