新たなビジネスモデルを模索する米国オンライン・グローサリー市場

「あ、あれ買っておかなきゃ」そう思ったときにすぐにインターネットで注文すると、いつの間にか宅配ボックスに届いている――。そんな生活が当たり前になると、とても便利ですよね。
買っておいてと頼んだ相手が忘れたり、忙しかったり、自分でスーパーに寄ろうと思っても帰りが遅くて間に合わなかったり…、なんてこともなくなります。
米国では、1999年にサンフランシスコで創業したWebvanが、そんなニーズに着目して、インターネットでの生鮮食料品販売・宅配事業という、新しいサービスを始めました。小さな子供がいる家庭や多忙な人たち、クルマを持たず大きな買い物ができない人たちなどを中心に人気を集め、急成長を遂げましたが、積極的な事業拡大が仇となり、2001年7月に事業停止しました。
Webvanの倒産で、曲がり角を迎えた米国オンライン・グローサリー(食料品)市場ですが、便利なサービスは誰でも嬉しいもの。ビジネスチャンスは健在です。Webvanのヘビーユーザーは事業停止後、それまでの便利さに代わる手段を探すのに苦労したという話もあったそうです。忙しい現代人にとって、一度味を占めたらもう手放せなくなるサービスかもしれません。
米国では各社の失敗を踏まえた、新しいビジネスモデル構築の動きが進んでいます。この動きと、さらに米国と比較しながら日本の現状や課題についてレポートします。
以下の構成でレポートをお届けします。
1. 米国オンライン・グローサリー市場の現状
2. ケーススタディ
3. 課題と将来展望
4. 日本のオンライン・グローサリーの状況
(2002年10月15日公開)










