西澤潤一 第3回
独創で明日の日本を築け

数々の世界をリードする業績を上げてこられた西澤さんですが、その陰にはさまざまな世の理不尽との闘いがあったことはこれまでにも紹介してきました。西澤さんがその闘いに打ち勝ってこられたのは、強い使命感とともに文学や芸術という心の糧があったからでした。30代の西澤さんは初めての海外出張を経験します。そこで、当時80歳を超えてなお創造を続けるモネの絵に衝撃を受けます。それが、西澤さんの新たな闘魂をかきたてます。
今年の4月に首都大学東京の学長に就任された西澤さんは、将来の日本を背負って立つ人材の育成に燃えています。その中核となるのが社会人としての自我の確立と創造性教育です。「独創をもった若者こそがこれからの日本を支えていく」と西澤さんは考えます。もうすぐ当時のモネと同じ傘寿を迎えられる西澤さんですが、穏やかな中にも熱い思いを秘めた意志の強さが感じられるお人柄です。その闘志はまだまだ衰えていません。これからも西澤さんの挑戦は続いていきます。
(2005年8月29日公開)











