西澤潤一 第2回
地道な努力が育む「独創技術」

若干20代で、後にノーベル賞を受賞するベル研のショックレー博士と半導体素子の研究でしのぎを削った西澤さんですが、今度は30〜40代にかけて光通信の三大要素という世界的な発明をものにします。ところが、国内の保守的な学界や産業界からは相手にされず、実用化の研究では蚊帳の外に置かれてしまいます。
そんな、西澤さんを正当に評価し、業績を認めたのは海外の学界でした。「光通信のパイオニア」と呼ばれ、高名な科学者たちから絶賛を浴びます。西澤さんの論文に目を付け、わざわざ仙台まで会いに来た米国の大物科学者もいました。西澤さんの「独創」が認められたのです。「独創とは地味で地道な努力の上にようやく発現するもの」と西澤さんは語ります。西澤さんの数々の発明も粘り強い努力の結果、ようやく得られたものでした。
(2005年8月1日公開)










