小柴昌俊 第3回
誰でも「やればできる」

1983年に順調なスタートを切ったカミオカンデは、小柴さんが東大を退官する直前の1987年、ついに11個の「超新星ν」を捕まえます。17万年前という途方もない昔に爆発した超新星のかけらが宇宙空間を旅して、カミオカンデにたどり着いたのです。小柴さんの予言は的中し、さらにスーパーカミオカンデやカムランドへと発展、神岡は天体物理学のメッカになります。
そして、小柴さんの今の願いは「僕は多額の血税を使って役に立つかどうかもわからない研究を続け、その結果数々の素晴らしい賞をいただいたのだから、基礎科学の振興のために少しでも恩返しをしたい」。ノーベル賞の賞金や著書の印税などを投げ打ち、広く同志を募って「平成基礎科学財団」を創設し、若い人に基礎科学の素晴らしさを理解してもらうための活動に情熱を燃やされています。
(2005年4月25日公開)










