村上和雄 第2回
遺伝子がONになるとは?

筑波大学の村上和雄名誉教授は、20年以上に亘って遺伝子研究に没頭してきました。3回シリーズでお届けする今回の第2回目では、人の強い「想い」が遺伝子の働きを変えることを、実際の事例をあげて紹介していきます。
著名な海洋冒険家のジャック・マイヨール氏は、イルカと一緒に泳いでいるうちに水中で5分間息をしないで活動できるようになりました。村上教授は、イルカと一体化したいというマイヨール氏の願望が遺伝子の働きを変えたといいます。恋愛中の女性がきれいになることも、強い恋心が遺伝子の働きを変えるからかもしれません。そして、教授は笑うことで血糖値の上昇を抑えられるという実験も行なっています。
これまでほとんどの人が、遺伝子は生まれたときからずっと変わらないと考えてきました。しかし、村上教授の遺伝子研究では、遺伝子は人の強い「想い」などで変化し、その働きを変えることができることがわかってきました。私たちの持っている遺伝子はON/OFF機能を備えており、さまざまな要因によってこのスイッチが入るようになっていると、教授は語ります。
(2005年1月24日公開)










