村上和雄 第1回
遺伝子を目覚めさせよ

筑波大学の村上和雄名誉教授は、20年以上に亘って遺伝子研究に没頭してきました。3回シリーズでお届けする今回の第1回目では、血圧を上昇させる酵素であるレニンが、脳にもあることを証明し、20年ぶりに論争にピリオドを打った話から始まります。
このことで村上教授は、世界的な脚光を浴びると同時に、医療分野にも多大な貢献を果たすことになりました。そして、教授自身の遺伝子も目覚め、次の研究への重要なステップになったといいます。
定年退官後もイネゲノムの解読で、さまざまな困難に遭遇しながらも日本をこの研究のトップに押し上げるなど、さらにすばらしい活躍を続けることになります。
「遺伝子は固定されたものではなく、時々刻々と活動するもの」と村上教授は確信しています。遺伝子は「個々の強い想い」などで変化し、その働きを変えることができます。つまり、遺伝子を目覚めさせることで、人は誰でも自分でも気付かない新たな可能性を開花させることができると、教授は語ります。
(2005年1月4日公開)











