第1回
中国人はなぜ会社を辞めるのか (2008年7月7日公開)

上海では20代の社員は平均わずか1年5ヵ月で会社を辞める。30代でも平均勤続年数はわずか2年3ヵ月である。
あまりにも人の出入りが頻繁なため、社内に組織的なノウハウの蓄積が進まず、企業の高付加価値化、長期的な競争力の強化に大きな障害になっている。また個人にとっても専門性が身につかないため、40歳近くになっても自分の専門領域がない付加価値の低い人材が大量に輩出する状況を生み出している。
ではなぜ中国人は簡単に会社を辞めてしまうのか。そこにはもちろん給与や昇進の問題、社内の人間関係などさまざまな側面がある。しかし中国人社員の離職という行動の根底には、中国社会に深く染みついた行動原理のようなものが強く作用している。やや冗談めかして言えば、中国人は2〜3年もひとつの会社にいると、どこからともなく「悪魔のささやき」が聞こえ始め、どうしても会社を辞めたくなってしまうのだ。
それは一体なぜなのか。その原理をご説明しよう。(→全文(続き)を読む)











