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ビジネスウオッチ&ディスカス(IT/経営革新シリーズ)

第14回

スタジオジブリ vs ディズニー 後編

執筆:梛野順三(ノンフィクション・ライター)

スタジオジブリは、1985年に徳間書店を中心に設立されたアニメーションスタジオだ。
今春ジブリは徳間書店から分離独立し、資本金1000万円の「株式会社スタジオジブリ」として新たに出発した。社長には敏腕プロデューサー・鈴木敏夫氏が就任し、宮崎駿、高畑勲両巨匠も取締役に就任した。東京都小金井市にあるスタジオを制作現場にしてきたスタジオジブリは、ここに本社を置き、世界に向けた新たなビジネスモデルを構築していくことになる。
ジブリは一つのスタジオですべての工程を手掛けたり、また、原則的に長編アニメのみを制作するなど業界の中では異彩を放ってきた。この方針を最初に取り入れ、長編アニメの名作を次々に生み出したのはウォルト・ディズニー社だ。

04年2月9日、当時会長兼CEOだったマイケル・アイズナー氏率いるウォルト・ディズニー社は、全米のクオリティーペーパーの全面広告に「世界をリードするファミリー向け娯楽ブランド」との見出しを掲げたミッキーマウスの笑顔を登場させた。
このメッセージは、創業者ウォルト・ディズニーの後継者を自他共に認めるロイ・ディズニー前副会長による「ディズニーの独創性は失われ、ブランドは失墜した」という攻撃に対する反論の意味合いがあった。

(2005年8月8日公開)

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