第14回
スタジオジブリ vs ディズニー 前編

04年11月20日、スタジオジブリの最新作『ハウルの動く城』が初公開された映画館は、深夜まで多くのファンであふれた。
東宝(配給元)の発表によれば『ハウル』の観客動員数は5月1日現在で1,500万人を突破し、『もののけ姫』(97年)を抜き歴代2位に付けた。これでジブリ作品は日本の映画興行成績の1位から3位までを独占したことになる。
一方、アニメの元祖にして、米国の象徴ともいうべきディズニーは、CGアニメで大ヒットを飛ばす。
日本で『ハウル』が公開された前年の03年7月末に全米で公開された『ファインディング・ニモ』は、長編アニメ史上最長の10年の長きにわたって興行成績トップの座に君臨した『ライオン・キング』を、わずか9週間という異例のスピードで抜き去った。
評価と商業的成功を両立させるジブリ、CGアニメで復活に賭けたディズニー、日本を中心とするアジアのアニメマーケットで、両者の戦いが始まろうとしている。
(2005年7月11日公開)











