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ニューヨークITトレンド

− 第5回 −

コミュニティサイトはビジネスとなりうるのか

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他のコミュニティサイトと一線を画すには

 今回は非常に初歩的なマーケティング面から見て、具体的に収益や効果を挙げているいくつかのコミュニティサイトを取り上げた。これらのサイトはいずれもビジネスの一環としてサイトの運営を行い、真っ当な業務構造の上で利益を上げており、趣味の延長のような他の多くのコミュニティ・サイトとは一線を画している。そして現在では、具体的な商品開発や製造管理、カスタマーサービスの充実やクレーム処理など全ての場面でインターネットを有効に利用する企業が出現し始めている。

 これらコミュニティサイトのビジネスとしての成功の背景には、インターネットが今や一般のインフラとして確立していることが挙げられる。その為に一般ビジネスでの手法がインターネットの中でも通用するようになってきたということであり、今後は業種に限らずこのようなより直接的な各種のリサーチやマーケティングが活発になっていくに違いない。そしてそれらを請け負うマーケティング専門、リサーチ専門のインターネットビジネスが盛んとなり、それぞれが独自の形で他社のビジネスをサポートするという形でビジネスを続けていくことになるだろう。そして今後、ある種のコミュニティサイトは、それらをサポートしていく為の受け皿と変化していくのではないかと筆者は考えている。

 発売前の市場テストや、消費者からのテストレポートの収集、具体的な商品開発の方向性決定のためのデータや市場の要望の抽出、ブランドイメージの構築や企業/商品の周知、そして商品の広告宣伝活動や企業広報。更には会計業務や人事まで、現在では企業活動の多くの要素が外部の専門家の手により綿密に行われ的確に処理されている。インターネットの世界がそうなるのも時間の問題であろうし、インターネット上でのこれらの業務が一般企業の中で重要な場所を占めるのもまた時間の問題であろう。

 前回のレポートではeBayを取り巻く企業群をご紹介したが、今後は一般の企業もこれら第三者企業の手助けの元に成長を遂げることとなると思う。この種の分野は実は日本企業が得意とするところではないかと思うのだが、しかし今のところ米国在住の私には、日本での大きな動きは見えてこない。今なら一歩も二歩も先んじることが出来るのではないかと思うのだが、どこかの企業のご担当者の方、着手してみてはいかがだろうか?


(2007年12月17日公開)


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