− 第6回 −
ネットワーク管理者の適切な対応が求められる内部統制システムの構築

ちょっとブレークタイム。ここでは、ネットワークに関する様々な雑学やトリビアネタを紹介します。
SOX法の由来とIT、ネットワークの活用
SOX法がなぜつくられたかという経緯をおさらいすると、優良企業だとされていた米国のエンロンやワールドコムが実は嘘をついていて、ぜんぜん利益が上がっていなかったことがわかった。もうそういうことがないようにルールを強化して、嘘をつけないようにしよう、ということでした。
ちなみに、なぜSOX法(サーベンス・オクスリー法)というのかというと、サーベンス・オクスリーさんという人がいるのではなく、民主党上院議員のポール・サーベンス氏と共和党下院議員のマイケル・G・オクスリー氏が法案を提出したからです。
このSOX法を契機に、日本でも新会社法の施行や日本版SOX法(企業改革法)の法制化などを背景に内部統制の整備が急がれています。
しかし、内部統制、コンプライアンスは大事。ルールを守るのは当たり前のことだと頭は理解していても、つい「ここまでするのはやり過ぎでは…」とか「ルールを厳しくしても守られなきゃ無意味…」などと思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そもそも日本では信用こそが財産で、信用が失われないように行動するのは当然といった性善説的な考え方があります。そこへ性悪説的にさまざまな情報を開示せよ、文書で提出せよ、というと「不正を犯してもいないのに見張るのか」「信用しないのか」という反発もあるでしょう。しかし、あまり感情的にならず、IT、ネットワークを皆で決めたルールを守るために活用する。それによって、過度に意識せずにルールを守ることができるようになればすばらしいことではないでしょうか。
(2006年7月31日公開)











