− 第5回 −
VPNの構築や保守・運用の負荷軽減に向けて進化するマネージド・インターネットVPN

ちょっとブレークタイム。ここでは、ネットワークに関する様々な雑学やトリビアネタを紹介します。
インターネットVPNは誰がいつ発明したの?
これだけ企業に導入され、便利に使われているインターネットVPNですが、いつ発明されたとか、はじめて使われたのはいつだとか言うことはできるのでしょうか?
残念ながら、明確に「何年何月何日、当研究所で発明された」とか「インターネットVPN通信実験成功の地」の記念碑があるということは聞きません。インターネットのビジネス利用が活発化する中、ファイアウォールなどのセキュリティ製品やリモートアクセスなどのネットワーク機器を開発、販売している各社がどこも研究開発していたという状況だったので、どこがはじめて使ったという言い方は難しいのです。
ただし、インターネットに関する仕様などを標準化するIETF(The Internet Engineering Task Force)という組織のIPsecワーキンググループが、1995年にRFC1825(Security Architecture for the Internet Protocol)を規格化して、それまで各社で独自仕様だったデータ暗号化や認証などのIPsecの仕様を標準化。これにより、他社のVPN対応製品との間で相互にVPN通信できるようにしたのが、いま使われているインターネットVPNの仕様に繋がるもの、ルーツであるとは言えます。
RFC1825ですべてが確定したわけでなく、以後RFC1829など追加で規格化されたものもありますが、1995年の標準化を受けてからインターネットVPNの本格利用がはじまった。いわば1995年がインターネットVPN元年であったと言ってもよいのではないでしょうか。
(2006年5月8日公開)











