博士
なかなか、いい質問じゃの。わしも研究所の無線LANを買い換えようと改めて調べてみたんじゃが、IEEE802.11b、IEEE802.11a、さらにIEEE802.11gとさまざまあり、どれを選んでいいのか迷ってしまうほどじゃ。
助手
へー。いろいろあるんですね。で、なぜなんです?
博士
これは、IEEE(米国電気電子技術者協会)802.11ワーキンググループが無線LAN技術の標準化を進める段階で規格が増えていったのじゃよ。無線LAN技術は1990年代前半から検討されており、1999年9月、最初に標準化されたのが11bで、これをきっかけに企業や家庭へ一気に普及した経緯がある。何しろ、標準化というお墨付きをもらったので11bの仕様に準拠する無線LANチップの量産化が可能になり、無線LANの各ベンダーはこぞって安価な製品を市場に投入したのじゃ。
助手
博士、最初に標準化したのにどうして11aでなくて、11bなんですか。
博士
それはな、11b以外にも、既に11aのグループが別の方式の無線LANを検討していたのじゃ。というのも、11bで使われる2.4GHzの無線周波数帯は電子レンジや医療加熱装置、POS端末などさまざまな用途で利用されており、電波干渉によるノイズが心配されていたからじゃ。
さらに、多人数のユーザーが利用したり、大容量のデータを送受信するためには実効速度が5〜6Mbps程度の11bではもの足りない。そこで、電波干渉の心配のない5GHz帯を使って最大54Mbpsの高速伝送が可能なIEEE802.11aが標準化されたのじゃ。そのうち2.4GHz帯で最大54Mbpsの高速伝送ができるIEEE802.11gも標準化され、今のような状態になったんじゃよ。
さらに、多人数のユーザーが利用したり、大容量のデータを送受信するためには実効速度が5〜6Mbps程度の11bではもの足りない。そこで、電波干渉の心配のない5GHz帯を使って最大54Mbpsの高速伝送が可能なIEEE802.11aが標準化されたのじゃ。そのうち2.4GHz帯で最大54Mbpsの高速伝送ができるIEEE802.11gも標準化され、今のような状態になったんじゃよ。
助手
なるほど、そういった経緯があるんですね。それより、このIEEE802.11b、とかIEEE802.11aとかって覚えづらくありません?
博士
うむ。そうかの。
助手
そうですよ。もっと覚えやすくて親しみやすいものにしてくれなきゃ。かわいく攻めるなら「魅惑のピーチパイちゃん.a」、わかりやすくするなら「初めて標準化されました.b」、心の叫びをあらわすなら「もっと給料あげんかい、このじ.g」とか…。
博士
途中、個人的な発言があったような気がするが、それは置いといても、お前はそれでもいいんじゃな。
助手
どういう意味ですか。
博士
だって、店員さんに「すいません。これって、“魅惑のピーチパイちゃん.a“に準拠してますか?」なーんて聞くことになるんじゃぞ。お前そんなこと聞けるのか。
助手
いやだなぁ、博士。たとえ話ですよー。そんな恥ずかしいこと言えるわけないじゃないですか!
博士
いい加減にしろ!!












