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ユビキタスライフ

− 第1回 −

ネットワークによって創り出される新しいエンタテインメントの世界

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 ブロードバンド化やケータイの登場で、新しいジャンルのエンタテインメント・コンテンツが作り出されている。一方、そのコンテンツを市場に提供するためのビジネス・インフラとして、昨年米国で爆発的に普及した音楽の有料ダウンロードサービスが、日本でも始まろうとしている。そしてユーザー側は、自宅のテレビで、また外出先でも自由に視聴可能なロケーションフリーテレビでデジタル・コンテンツを楽しめるようになった。ネットワークを媒介に、新しいAVの世界を創り出そうとしているソニーの取り組み事例を見ながら、ネットワークによって創り出される新しいエンタテインメントの世界について考えてみたい。




ブロードバンドやケータイが作り出す新しいコンテンツ

 ブロードバンドやケータイの浸透によって、今までにはなかった新しいエンタテインメント・コンテンツやその楽しみ方が生まれている。ブロードバンド利用者の間で、今注目を集めているのが「ショートフィルム」だ。長くて30分、短いもので1分程度の短編映画で、低予算で制作できることから、著名な映像クリエーターから無名の新人まで多くの作品がインターネット上で公開されている。ブロードバンドであれば、多数のショートフィルムを視聴できることから、ホームページ上でコンテストを行い、優秀作品を海外のフェスティバルに出品するなどの動きも広がっている。

 一方、ケータイでも新しいジャンルのコンテンツが登場した。その中で、話題になっているのがケータイ小説だ。最近、「Deep Love」(Yoshi著、スターツ出版)という小説が156万部という爆発的な売れ行きを見せている。大人のほとんどはその存在すらも知らないが、この小説はケータイ小説を出版したものだ。ケータイの画面に表示できる文字数は100字程度。この中で読者の気持ちをつかまなければ、次の画面を見てもらえない。そこで短くて、インパクトのあるフレーズが次々と繰り出される。「Deep Love」では、これが若者の共感を呼び、10代の女性を中心に500万人がケータイで読んだといわれる。また、「野性の証明」などで有名なベストセラー作家 森村 誠一氏が渋谷を題材としたミステリーホラー小説「異界の扉」を書き下ろすなど、ケータイ小説は一つのジャンルとして定着しそうな勢いだ。


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