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ITビジネス ヒットエンドラン

− 第3回 −

「電子マネー」二度目の挑戦
〜今度こそ普及するのか〜

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 今年4月、「『電子マネー』の普及で現金が減少している」とニュースになった。統計で確認すると、確かに50円や5円等が減少している。ただ、数年前からトレンドとして減少基調にあるので、必ずしも「『電子マネー』主犯説」は正しくないようであるが、それだけ「電子マネー」が急速に普及していることを示す象徴的な出来事であった。


【貨幣(硬貨)の流通量】


「電子マネー」といっても様々

 一口に「電子マネー」といっても、定義は場面毎に様々である。日本銀行によれば、ひとつの整理として「金銭的な価値をもつ電子的なデータ」としている。狭義には、金銭的な価値をICカード等に記録し、それを用いて主に小額決済を行うツールのことを指すことが多い。また、広義には、狭義の「電子マネー」に加え、既存の手形・小切手やクレジットカード、振替・振込等の金融機関を経由した支払指示の電子的なサービスまでを含める。これらは狭義の「電子マネー」と区分され、「電子的決済」とも呼ばれることもある。


【電子マネーの定義 】

 一般の利用者に最も知られている「電子マネー」は、「Suica」と「Edy」であろう。前述の定義で言えば、どちらも狭義の「電子マネー」に包含される。両者ともICチップに金額情報を記録しており、かつ、ICを搭載したカードを発行している。また、「WebMoney」や「ちょコム」等、ネットショッピングやオンラインゲーム等に利用されるサービスも狭義の「電子マネー」に含まれる。ただし、後者は前者と異なり、金額情報をICチップではなく、サーバー内に記録している。そこで前者を「ICカード型」、後者を「サーバー管理型」と呼ぶこともある。

 最近は、「iD」や「スマートプラス」、「クイックペイ」等を「電子マネー」と呼ぶことも多いが、これらは携帯電話を利用した「電子的決済」(ポストペイ型)であり、同じ携帯電話を利用した「電子マネー」でも、携帯電話内のICチップに金額情報を記録している「Suica」や「Edy」等の「電子マネー」(プリペイド型)とは区別される。

 ここでは、狭義の「電子マネー」について話を進めて行きたい。また、以下の文中では断りのない限り「電子マネー」とは狭義の「電子マネー」を指すこととする。


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