Key8. 開発 − 15 −
マイスター制度
1.マイスター制度とは
マイスター制度とは、ドイツで生まれた熟練技能者を育てるための職能訓練制度である。強い製品は優れた技術だけでなく、モノづくりの『匠の技』が競争力の源泉になると、日本においても技能者の腕を活かす制度としてマイスター制度を導入する企業が増えている。単に、腕がいい技術者を育てるだけでなく、モノづくりへの熱意・執念によって能力(=腕)をさらに押し上げる「モノづくり×ヒトづくり」の制度がマイスター制度だ。
補足説明
ドイツのマイスター制度導入の背景と今
◆職人の国で生まれたマイスター制度
・手作業による仕事の伝統を維持し、後継者を育てるための制度。
・中世以来の伝統を持ち、1953年から職能制度として法制化され、産業発展に貢献してきた。
◆転換期を迎えるドイツのマイスター制度
・430万人の失業者を抱えるドイツ政府にとって、厳格な試験に合格しなければ開業できない同制度は、個人企業創設のネックとなってきた。
・そこで手工業改正案で、現行の資格取得を義務付けている94業種のうち、65業種を対象から外すことになっている。
・新しい起業や新技術への対応に遅れを取ってしまうことが改正の要因である。











