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写真紀行 香港山海徑

− 第6回 −

6月 火の見小屋=老人山 (2008年6月16日公開)

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 香港には山火事が多い。そもそも樹木が無く草原だった上に、あちこちにある墓の前で墓参のたびに天国用の紙のお札を盛大に焼く。おかげで草がすっかり枯れた冬にはあちこちで山火事になる。せっかく伸び始めた樹木が焼けてしまい、山はまたまた丸坊主になる。それを防ぐためにあちこちに火の見小屋がある。

 ランタオの東南の外れの老人山の上にも火の見小屋がある。ひどく不便でそこで見張りを続けるのはつらい業務だ。火事が無いので誰もいない夏、数本伸びた樹木の影が唯一の日陰だ。すぐ下の海ではマカオと香港の間を行き来するフェリーが猛スピードで往来している。

写真・文: 金子 晴彦

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