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Front Line in Asia

− 第5回 −

普及率110%!もうひとつのケータイ先進国"台湾"
「コミュニケーション重視のユビキタスライフを謳歌するタイワニーズ」

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ケータイのビジネス利用が次なるサービスを生み出す機動力に

 日本でもケータイのビジネス利用は、にわかに活況を呈している。ケータイの多機能化は、加速を続けており、2次元コードの読み取り機能、GPS(Global Positioning System)機能搭載、「Felica」に代表される非接触型ICカードの搭載など多岐に渡る。ビジネスに使えるパワフルなケータイソリューションが続々と提供され、業務の効率化や企業システムの拡充とコスト削減に取り組む企業が増えはじめているのだ。また、昨年発売が開始されたFOMA/無線デュアル端末は、NTTドコモがはじめて企業向けに投入した新製品で、無線LANによるIP電話機能により、IP−PBXの音声サービス(発着信・保留・転送等)を利用することができる。オフィス利用におけるこうしたデュアル端末への期待は大きく、ノートPCをはじめとするケータイ端末にかわるデータ端末と音声通信端末の両方を併せ持つケータイの利用は利便性に加え、コスト削減の観点からも非常に大きな可能性を持っている。

 また、台湾ですでにサービスの開始されたPoCサービスについても、日本では、複数のケータイ機器メーカーが同機能の搭載を検討している。今後もこうしたケータイを活用したビジネススタイルの変化はますます加速することが予測され、こうした市場の動向が新たなサービスやアプリケーションを生み出す機運を高めている。

 しかし、ともすればデータ通信ばかりが先行し、本来のコミュニケーションが希薄になりつつある日本は、"人と人の対話"がすべての基本となっている台湾のコミュニケーションに改めて見習うべき時だと思う。ユビキタスの本質は、"どこにでもある"点ではなく、むしろ人が中心となる"あることを意識させない"リアルタイムコミュニケーションにこそ大きな意味をもっている。

 ますます身近になったケータイ。ケータイに使われるのではなくどのように活用しきることができるのか、ケータイ先進国日本の真価の見せ所ではないだろうか?

(2005年4月25日公開)


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