− 第4回 −
韓流ユビキタスライフは、安全・ゆとり・ファッショナブル。
『便利なだけじゃない、実生活を支えはじめた韓国デジタルホーム』
ユビキタスライフのファッション化とシーン別に展開される利用モデル
ユビキタスネットワークの具現化が進む韓国では、デジタルホームに代表される個々の生活レベルの向上が、ユビキタスネットワークを現実のものとする重要なポイントとして捉えられている。その延長に、ライフスタイルの変化と共に到来する次世代型の情報端末の模索があげられる。携帯電話や非接触型ICカードの普及でデジタルデバイドの撤廃にある程度成功している韓国では、今後市場形成において主役となりうる若い世代に大きな期待を持っている。ここ数年で、現実のものとなるユビキタスライフの中心には、ウェアラブルコンピュータのような情報端末やITSに代表される車載情報システムの普及が予測されている。
こうした動向を背景に、2004年10月ウェアラブルコンピュータのファッションショーがソウル市内のCODEXで開催された。会場には多くの観客が詰めかけ、関心の高さに驚かされた。特に学生や若い世代の来場者が目立ち、従来の情報通信のイベントとは異なる趣を呈し会場は熱気に包まれた。
従来のウェアラブルコンピュータは、目新しさばかりが目立ち、現実離れした奇妙なものが多く日常生活では、とても装着できないものがほとんどだった。また、利用シーンの提案も限定的だったため、一般の人々が利用することが想定できないものが多かった。しかし、今回発表されたものは、体の状態を測定するセンサーと無線インターネットへの接続装置などが装着された腕時計型PC、センサーペンにて文字を空間に描くだけで入力が可能な3次元入力装置など機能面でのメリットはもちろん、若い世代に受け入れられやすいよりファッショナブルな形状に進化していた。
ショーでは、オフィスワークや工事現場、医療機関における医者と患者の利用シーンや飛行機のキャビンアテンダントと乗客などユビキタスネットワークの利用モデルをシーンごとに紹介し、一般の利用者が身近に感じるソフト面に重点が置かれていた。いかに利用してもらうかという利用モデルへの提示フェーズに移行してきたことを物語っている。

利用シーンごとに展開される
ウェアラブル コンピュータの
ファッションショー
ユビキタスライフのファッション化は、デジタルホームのステイタスと同様、確実にユビキタス新世代なるものを創造しつつある。来場者の中には、服飾デザインの関係者も多く「ウェアラブル機能性や利便性以上に、現在の若者にアピールする洗練されたデザインやファッション性が要求される。こうした日常生活との融合は、携帯電話がそうであったように新たなトレンドや市場を生み出すものとして注目している」と語っていた。
韓国の一般の人々を対象にした情報化は、いつでも・どこでも・だれとでも繋がるユビキタスネットワークを国民生活の中に具現化することを目指している。
- ITS:
高度道路交通システム。情報通信技術により人と車両と道路を結び、交通事故や渋滞などの道路交通問題の解決をはかる新しい交通システム











