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Front Line in Asia

− 第4回 −

韓流ユビキタスライフは、安全・ゆとり・ファッショナブル。
『便利なだけじゃない、実生活を支えはじめた韓国デジタルホーム』

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ITアナリスト 今津美樹  プロフィール 

 Front line in Asiaでは、アジア各地の社会生活に密着したユビキタス事例を現地のリポートを交えてお伝えするコーナーです。第四回は、ブロードバンドインターネットでも先進国として注目の韓国デジタルホームを中心にユビキタスライフの最新動向をリポートします。

 ブロードバンドインターネットの急速な普及を果たし、携帯電話をはじめ情報ネットワークの活用でも群を抜く韓国。韓国では、今、ユビキタスネットワークにおける動きが活発だ。特に一般の生活者に欠かすことのできない住環境に焦点をあてたデジタルホームに注目が集まっている。情報家電やそれを活用するホームネットワークの融合など、実生活にいち早く取り込んだ韓国のユビキタスライフ事情についてリポートする。



デジタルホームに住むステイタス

 韓国で最もハイセンスな新都心の高級住宅として注目されているタワーパレス。2002年ソウルドコク洞に登場した40階〜60階建ての超高級アパート群だ。価格が日本の億ションと同様に高額であることや高級志向を満足させるファシリティに注目が集まり大きな話題を呼んだ。2002年10月の第1期の入居から2004年の第3期入居までの合計約3000世帯を対象に世界初のホームネットワークが実用レベルで導入された。ホームネットワークを中心に情報家電などの利用はもちろん、ドアの開閉から防犯、ガス栓のコントロール、照明、空調、託児所のライブ映像の視聴など、生活を支えるデジタルホームとして実現している。

 「ロトくじで巨万の富を得たらタワーパレスに住める」、「でもそんな成金が行っても、タワーパレスの住人との生活レベルの違いで相手にされないぞ」といった話を韓国人の友人から聞かされたが、タワーパレスの人気は、その機能性や便利さだけでなく成功者のある種のステイタスだという。さながら韓国の六本木ヒルズというところであろうか。

 実は韓国では、タワーパレスの以前にも2001年のスジ地区ヨンインのアパート100世帯を対象に世界初のホームネットワークの実証実験を行い、世界に先駆け実用化にこぎつけている。今年、2004年に入居が開始されたデグ/テワンアパートでは、480世帯、来年2005年には、キョンギのファソン/テアン、ウイジョンブ、デジョンの各地区で一般のアパートを対象に2500世帯にホームネットワークを構築する予定で、デジタルホームラッシュとも言うべき状況だ。デジタルホームに代表されるユビキタスブーム到来は、韓国におけるある種の“ゆたかさの象徴”ともなっている。


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