− 第2回 −
企業も国も人材が要。
マレーシアのスマートスクールに見る、次世代技術者の育成
遠隔教育や画像送信による国際交流、ネット会議など、ブロードバンドネットワークによるコミュニケーション支援のためのアプリケーションは、地域や国際間での知識レベルやノウハウなどの格差を是正するものとして、大きな注目を集めつつある。特に人材育成の短期化が難しいITや医療など専門知識や経験が要求される分野では、課題解決のひとつとして期待が持たれている。工業化転進への切り札として、次世代を担う人材の育成に力を入れるマレーシアの現状を紹介しよう。
国際競争力と人材
世界経済のグローバル化に伴い、優秀な人材の育成と確保が、企業や国の国際競争力を強化する上で最も重要な鍵となる。中でもコミュニケーション・テクノロジー、バイオや遺伝子、マイクロエレクトロニクス、ナノテクノロジーなど、情報通信技術との融合で発展が加速する分野では、科学技術分野の人材の充実が課題となっている。
工業化への転進を強く推進するマレーシアでは、国際的な情報通信技術の集約拠点を目指し、これからの経済的発展を担う人材の育成に注力している。マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)構想のもと、情報通信インフラの整備やデジタル・デバイドの撤廃など知識集約型の産業構造への転換を目的に、従来の伝統的な高等教育だけでなく、科学技術系に特化した大学の整備が急ピッチで行われている。
- デジタル・デバイド:
情報格差











