− 第26回 −
健康への関心の高まりに応えるITの仕組み
〜病気の予防や治療におけるIT化を探る〜
ネット経由で楽しみながら健康づくり
からだカルテの測定機器
ここで使われる測定機器は、体組成計、歩数計、血圧計である。まず、これらの機器で測定したデータは、USB端子のついたリレーキーに赤外線通信によって送られる。そして、このキーをインターネットにつながったPCに接続することで、「からだリンク」の専用データベースに測定データが自動的に転送されるようになっている。
こうして蓄積された会員一人ひとりのデータは、「健康グラフ日記」というコンテンツ上で、目的に合わせて測定項目を組み合わせたグラフとして表示されるのである。会員はこれにアクセスすることで、自分の体の状態をリアルタイムに見ることができる。
これが「からだカルテ」のメインコンテンツだが、これには、最大4項目を時系列で比較表示して、日々の変動や経年での推移が一目で確認できる機能がついている。例えばダイエット中の人であれば、体脂肪が減り、筋肉量が増加していることをグラフで確認することで、視覚的にダイエットの順調な進行が分かるのだ。
また、歩数計で計測した毎日の歩数をリレーキーで転送して、ネット上の仲間と競争できる「歩数ゲーム」というコンテンツも人気がある。例えば、地球1周を目指す過程として、「この3カ月はアメリカのグランドキャニオンを歩こう」といったイベントがネット上で常に開催されており、楽しくウォーキングを行うための動機づけとなっている。
このほか、1日に食べた食品の種類や量を入力して、健康的な食生活のアドバイスを受けることができる「食事分析&アドバイス」や「家族の健康レシピ」、会員の投稿による「私の健康日記」、健康に関する読み物である「健康・ダイエットBOOK」といったコンテンツもある。
「会員のプロフィールとしては、30〜40代の男性が中心で、女性は4割ほどです。高齢でITスキルに自信のない方々にも利用していただけるよう、今は商品をユーザーフレンドリーにブラッシュアップする開発を行っており、これを家電量販店などにも置いて販売チャネルの拡大を図っていきたいと考えています。さらに、スポーツクラブ、食品メーカー、医療機関などとのコラボレーションにも力をいれていくつもりです」










