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業界が変わるビジネストレンド

− 第21回 −

ITを活用して来場者にいかに楽しさと感動を提供できるか
〜レジャー・アミューズメントにおけるIT化の最前線を探る〜

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子どもたちの自律的な社会体験活動をITがサポート

株式会社キッズシティージャパン マーケティング部長 関口陽介氏

株式会社キッズシティージャパン
マーケティング部長
関口陽介氏

 キッザニアは、2〜15歳の子どもたちを対象にした街だが、入場は保護者なり、引率者なりの大人との同伴が条件になっている。とはいえ施設内に入れば、ほとんどのパビリオンが大人の入場は不可で、子ども自身が自分の考えでパビリオンを選び、アクティビティを体験していくことになる。

 「入場時にもらうトラベラーズチェックを銀行に持っていくと、50キッゾに換金できます。そして、ここで口座を開くとキャッシュカードがもらえ、施設内のATMでキッゾを引き出すことができるのです。また、クレジットカードセンターでは『e-Kidzo(イーキッゾ)』という電子マネーを発行していますし、働いて得たキッゾを貯金しておけば、次にきたときには利子もついています。

 現実の社会とほとんど変わらないこのような経済活動を、大人の力を借りずにやれれば、子どもにとって大きな喜びになるはずです。もちろん、ATMをはじめとした金融システムなどもキッザニア独自のものを構築しています」

 一方、子どもたちの安全を守るという面でも工夫がなされている。そのためのツールが、セキュリティ用のブレスレットだ。これはICタグ入りのプラスチック製の丈夫な腕輪で、入場の際、グループのメンバー全員を登録。退場する際には、このブレスレットからデータを読み取り、登録したメンバーが全員そろわなければ子どもは外に出られないような仕組みになっている。

 施設内は、5歳くらいの子どもでも1人で十分遊べるようになっている。だから逆に、他人が連れ出したり、子ども1人で退出してしまったりしても気づかないのでは困るのである。こうした事故を防ぐためのこのセキュリティシステムは、誘拐が多いなど、子どもを取り巻く環境が異なるメキシコが発祥のキッザニアならではである。

通貨「キッゾ」 キッザニア東京

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