2008/10/07
消費者から効費者へ(1)
消費者から効費者へ…。最近、これまで着実にエコに向っていた消費動向が、さらに加速するのではないかと感じている。
環境問題を背景にした"エコ"な消費トレンドは、多くの企業の取り組みと消費者の意識変化の中で、ここのところ着実に進んできていた。エコバッグの普及→レジ袋の削減などは「私たちにすぐできるエコ」として、その実践はともかく誰もが知っている。
ただ、地球資源や地球環境という巨大な…個人として実感しにくいものへの影響ということもあり、一部では「レジ袋を削減することがどれほどのことなのか?」といった声があがるように、半信半疑の中、信じる者によって進められてきたようにも思える。
ところが、期せずして…それこそ、まったく望んでいない社会状況が、急速にエコを後押ししている。ここのところ、ようやく値下がりをはじめたガソリンだが、8月の国内販売量は前年同月対比マイナス14%。(8月の消費量としては93年以来の低水準)この数字は、産業にとっても消費者にとっても、決して喜ばしい状況が生み出したわけではないが、消費者にとっては「私たちにすぐできるエコ」のレベルを急激に引き上げたとも捉えられる。不況色の中、夏休みに遠出せず、自宅の近所で過ごした人が増えたのも今年の特徴だ。
ガソリンの価格が下がれば、この動向はまた元に戻り、このような極端な数字になって現れることはないかもしれない。ただ、「私たちにできるレベル」を多くの人が更新した経験は、今後に大きく影響するように思えてならない。(つづく)
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