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2008/05/30

創造の場としての仮想空間

WEBが世の中に普及しはじめた10年ほど前に、似たような状況があったように思える。ビジネスシーンからは「消費の場」としてのネット空間にばかり目が向いていた。結果的には、はなっから、そこで何かを主張しようとした人、何かを売ろうとした人たちは、遠回りをすることになった。

自分が知る限り、日本のWEBは「ネット利用者からの情報収集をビジネスにした者(リサーチなど)」「そこで何かを売りたい人たちを集め環境を提供した者(モールやオークション)」「ネット利用者の情報収集や交流を助けつつ、企業からの情報を織り交ぜた者(検索やコミュニティ)」が、その後の世界を牽引することになった。

いずれも「ユーザーの力を借りた成長」である。主役は「向こう側」にいるという発想だ。これまでのWEBが「向こう側の人たち」に手助けしてもらっていたものは、ほとんどが「言葉」である。ブログに写真を掲載する人も多いが、挿絵レベルを超えるものはごく稀だ。ヴァーチャル空間では、ユーザーのクリエイティビティそのものを味方にできる可能性がある。当初は「張りぼて」っぽい表現力しかなかったセカンドライフだが、空気中の光の拡散をシミュレートできるようになったここ半年で、にわかにリアリティが高まってきている。

最終更新時間 12:55 | コメント (2) | トラックバック

2008/05/29

表現力に可能性がある!

ヴァーチャルワールドが実際のビジネスにどのように生かせるのか、つくづく悩んでいました。予告したにもかかわらず、また長く間を空けてしまい申し訳ありません。言い訳になりますが、さぼっていたわけではありません。中(セカンドライフ)で起こっている現象や価値を、外(リアルライフ)に向けて、いかに理解できるかたちで報告できるか、これが非常に難しかったのです。

セカンドライフの中では、毎日のようにクラブ遊びやパーティがあり。結婚があり、別れがあり。商品開発があり、販売があり。会話があり、沈黙すらが楽しまれています。ところが、これらの行動や生活の面白さ、楽しさを、現実社会だけで生活している人に伝え、理解や共感を得ることは容易ではないのです。このことは、子供の社会で価値がある「変なもの」=トレーディングカードとか、アニメキャラクターの持ち物(私たちの世代では日本酒のふたなんかもそうだった…)が、大人にとって無価値であり、理解し得ないのと同じなのです。

そんな状況の中で、ヴァーチャルワールド周辺のビジネスが、いまだにパッとせず、また、現実社会の人々から、いまひとつ興味や理解を得られていないのは、中から外に向けた表現が弱い…マスコミやネットで紹介される中身が「奇異」であったり「チープ」なためではないかと思ったのです。

では、何をやろうかと思い、ここ半年、自分自身で修行にはげみ、腕を磨いてきたのが写真術なのです。

これは、近未来をイメージしたとある町の写真です。これを作ったのはSF映画のプロでもなく、おそらくゲームクリエーターでもないでしょう。このような表現力が、自由に、時間的にもコスト的にも軽く得られるのがセカンドライフの特徴になりつつあるのです。

ここしばらくは、これらの写真をネタに投稿を続けようと思っています。

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