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2007/10/09

webとこんなに違う

これまでSLに滞在してきて感じたことを、少しまとめてみました。webとは別世界…というのが、正直な感想です。そんなわけで、webとのキーワード比較表を上に掲載してあります。いい逃れではありませんが、これはあくまでもセカンドライフのごく一部に滞在し、筆者の目と耳で感じた結果と、そこから想像したことをまとめているだけです。そして、メタバースの持っている可能性が、この程度でないことも、あらかじめお断りしておきます。

それでも、何かまとめたかったのは、なぜ米国の一企業が提供する「壮大なおままごと」に、これだけの目が注がれているのか(やや下火になってきましたが^^)、自分なりの考えを整理したかったからです。

その中心に見えてきたものは「webと180度違う世界」という仮説です。一覧表のひとつひとつの説明は、今後のレポートに見え隠れしてくると思いますので割愛させていただきますが、いくつかのポイントをお話させていただきます。

webについて「手段」というキーワードをあげていますが、これは現実世界での利便性を高める方法というような意味で書いてます。例えば、SNSは「実際の友人の情報連鎖」を高めている手段だということです。webショッピングにしても、「買い物という行為」だけで完結しているわけではなく、手元に現物が届くという現実に至るまでの手段なのです。

一方、SLは世界が独立して閉じています。SLの中での買い物のほとんどは、SLという仮想の世界で消費され、現実世界で使う物を買う人は稀です。SLを利用するという行為は、その行為自体を楽しんでいるわけであり、そう言う意味で、目的そのものなのです。少なくとも現段階では、そう感じられます。

また、SLの中での友人関係は、現実と一致しません。中にはOFFラインミーティングを楽しんでいる人たちも見受けられますが、多くは「私が演じるアバター」と「友人が演じるアバター」の関係を楽しんでいます。

「演じる」という言葉は、やや語弊があるかもしれませんが、少なくとも現実の自分よりも「夢」や「あこがれ」の方に広がった人格同士が付きあっています。自分を例にすれば、現実社会では「写真屋」ではないのに、SLの中では「写真屋」であり、まわりのみんなもその気でつき合っています。加えて、かつて映画で見てあこがれたアウトローのような出で立ちが、自分のアイデンティティになっています。

そして、このアバター人格をお互いに認め、実際にアバターを操ってる者同士で顔を合わせることには、抵抗があることも確かなのです。パソコン通信時代からチャットや掲示板コミュニケーションを楽しんできましたが、こんな人間関係ははじめてです。

この「今までと違う世界」の登場が、注目されるのは当然なのだと思います。私たちは、NEWSや新鮮野菜や新製品を消費するように、「新」を消費する動物だからです。そして「違う」の登場は創造性を期待させます。私たちは「異なるもの」を結び付けて「創造」と呼んでいるからです。

実は、西部劇のならず者に憧れを抱く"すた"。

最終更新時間 2007年10月09日 10:30

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