シンクライアントとBCP
シンクライアントを本格導入する企業が徐々に増えてきましたが、BCP強化の効果が期待できるという記事を見つけましたので、ちょっと考えてみましょう。
記事:大和証券グループが業界最大規模のシンクライアントシステムを導入へ
シンクライアントと聞くと一昔前、Oracle社がネットワークコンピュータ(NC)ということでブームを巻き起こしたことが思い出せますね。
PC側にはハードディスクなど持たせないで、画面表示とキーボード、マウス操作だけに専念させ、データやアプリケーションはデータセンタに置いてあるサーバ側で処理してしまおうというものです。
当初はPCの運用コスト削減が主目的でしたが、現在は情報漏えい対策の切り札として再度クローズアップされています。
実は私も会社ではシンクライアント環境を使っています。なのでサーバにアクセスできるネットワーク環境さえあれば、自分の席からでも、会議室の中からでも、自宅でも、空港でも、海外でも、いつでもどこでも、自分のデスクトップを画面に出すことが出来ます。
使い始めるまでは懐疑的だったのですが、やってみると中々便利です。
Windowsなどの更新パッチもデータセンタ側で夜の内に当ててくれるので、いつも最新のPC環境が保てます。
またデータのバックアップも毎日取ってくれるので、PCが壊れてデータが消えてしまう心配もありません。(もちろんこれらは会社のIT部門が社内サービスとして提供しているものですが)
災害発生時直後は、停電やネットワーク回線そのものの問題でしばらくはPC環境が使えないかもしれませんが、電気とネットワークさえ復旧すれば、災害発生直前までの状態に戻ることが出来ます。
仮に運悪く、データセンタも同時被災したとしても、遠隔地にバックアップを取っておけば、何台ものPC環境をまとめて復旧させることも可能です。
更に、バックアップオフィスを用意してPC環境を復旧させる場合、そこにサーバを立てて、シンクライアント状態を作り出せれば、ローカルな場所に閉じたセキュリティレベルの高いPC環境を作り出すことも出来ます。
災害時に使うPCはセキュリティ上、無防備なことが予想されるので、集中管理された状態の方が安心でしょう。
ということで、シンクライアントはバックアップとセキュリティの両面から災害時に強い味方となりそうですね。
最終更新時間 2007年07月11日 20:50
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