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2009/03/24

へんてこ粒子発見!

未知の素粒子を発見、フェルミ研究所

によると、今までの理論では説明のつかない粒子が見つかっちゃったらしい。

アメリカにある、フェルミ研のテバトロンという加速器で実験してきたデータを分析していたら、これまで全く誰も予想していなかった新しい粒子Y(4140)つーのがみつかった。
衝突10億回に対して20回の割合でしか生じない極めて希なヤツ。

これは、エキゾチックバリオンといわれるものの一種で、質量4140MeV の粒子なんだけど……、なんと既知のいかなるクォークまたは反クォークの組み合わせでも説明がつかないらしい。

これで、量子色力学は、手直しをしなくちゃならなくなりそう。ひょっとして、新しいクォークが必要ということになるとすると、この間のノーベル賞になった小林・益川理論を修正・拡張ってことになるのかも。

面白くなって参りました。

ちなみに、エキゾチックバリオンつーのは、
まあざっくりいうと、オレたちが普通に知っている物質を構成する粒子はハドロンの一種。

で、ハドロンにはバリオンとメソンの二種類あるのね。バリオンがまあ、陽子と中性子とかお馴染みの粒子の総称で、クォーク3つでできてる。メソンは中間子ってやつでこれはクォークが2つでできてる。

で、エキゾチックバリオン、またはエキゾチックメソンてのは、クォークの数が4とか5とか6とかの数でできているとされる粒子のこと。あるだろうとはいわれていたけど、まだ確証はない。

そんなあるという確証のないエキゾチックバリオンを、過去の実験データの中から探していたら、いきなり説明つかないものが見つかってしまいましたというのが、とてもいいね。これこそ科学というもの。

物理の世界で、理論家は、それまであきらかになっている出来事をすべて考慮して、つじつまの合う理論を作る。で、その理論によれば、こういう事は起きるはず、こういう事は起きないはずとか予想を立てる。

で、その予想が当たっているかどうか証明するための装置が作られるんだけど、それで理論の一部が証明されることはあるけど、理論の予想を越えたことが見つかる事も多い。そのほうが嬉しいし。

科学の醍醐味は世界が解ることではなくて、世界が解らなくなることなのね。
人間がわかった気になっていたことを、打ち砕くのが本当に面白い。
だから科学は、「芸術は爆発だ」と同じ事なんだよね。

最終更新時間 2009年03月24日 14:55

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